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"バリアフリーリフォーム" つまずき防止の工夫

お家の中の「つまずき」を防ぐバリアフリーリフォームと、転倒予防のポイントをご紹介します!

Barrier‑Free

「最近、家の中のちょっとした段差でつまずきそうになった」「スリッパが引っかかることが増えたかも…」と感じたことはありませんか?


実は、住宅内で起こる転倒事故は、大きな段差や階段だけでなく、廊下や部屋のわずかな段差が原因になることも少なくありません。


今回は、お家の中の「つまずき」を防ぐバリアフリーリフォームの工夫と、今日からできる転倒予防のポイントを、りふれん坊と一緒にご紹介します!



1. なぜ「小さな段差」でつまずいてしまうの?

大きな段差は意識して足を高く上げますが、数ミリ〜数センチ程度の小さな段差は、無意識のうちに普段どおり歩いてしまうため、思わぬつまずきにつながることがあります。


年齢を重ねると、太ももを持ち上げる筋力や足首の動く範囲が少しずつ変化し、本人は足を上げているつもりでも、すり足になってしまうことがあります。その結果、小さな段差でもつま先が引っかかりやすくなるのです。


令和6年の東京消防庁の調べによれば、高齢者の日常生活事故のうち、「ころぶ(転倒)」が全体の7割以上を占めるとされています。救急搬送データからみる日常生活の事故(令和6年) | 東京消防庁




2. 見落としやすい「2つのつまずきスポット」

① 和室と洋室の境目(敷居

和室とフローリングの境目には、数センチ程度の段差がある住宅も少なくありません。この段差は、歩いているときには意外と目に入りにくく、つまずきの原因になることがあります。

リフォームでは、床の高さをできるだけそろえたり、ゆるやかな傾斜の見切り材(小さなスロープ)を取り付けたりすることで、足が引っかかるリスクを軽減できます。


和室と廊下の段差をなくした施工例
和室と廊下の段差をなくした施工例

② 浴室の出入口

浴室と脱衣室の境目も転倒しやすい場所です。特に足元が濡れていると滑りやすくなるため、段差があるとバランスを崩しやすくなります。

最近のユニットバスでは、出入口の段差を小さくした設計の商品も増えており、リフォーム時に安全性を高められる場合があります。


脱衣室と浴室の段差をなくすこともポイントです。
脱衣室と浴室の段差をなくすこともポイントです。


3. 段差だけじゃない!「光」と「色」の工夫

転倒予防は、段差をなくすだけではありません。


足元灯(フットライト)を設置する

夜中にトイレへ行くとき、部屋が暗いと床の状態が見えにくくなります。人感センサー付きの足元灯を廊下や階段に設置すると、歩くときだけ自動で点灯し、安全性の向上につながります。


色のコントラストを活用する

加齢により視力だけでなく、色の違いを見分ける力(コントラスト感度)が低下することがあります。床と段差の色を少し変えたり、段差の端に目立つ滑り止めテープを貼ったりすると、段差の位置が分からやすくなり、つまずきの予防につながります。


夜の足元を照らす「足元灯」
夜の足元を照らす「足元灯」

4. 転倒事故を防ぐために今日からできる身近な工夫

バリアフリーというとリフォームを思い浮かべる方が多いですが、実は家具の配置を見直すだけでも転倒予防に効果的です。


電源コードが通路を横切っている

小さなラグやマットがめくれている

新聞や荷物が床に置かれている


こうした身近なものでも、つまずきの原因になることがあります。まずは普段歩く動線(通路)をすっきり片付けることも、安全な住まいづくりの大切な第一歩です。


電気コードに要注意!!
電気コードに要注意!!

5. 介護保険や自治体の制度を活用できる場合も

要支援・要介護認定を受けている方は、介護保険の住宅改修費支給制度を利用できる場合があります。手すりの設置や段差の解消、滑りにくい床材への変更などが対象となることがあり、支給限度基準額は原則20万円まで(自己負担1〜3割)です。また、自治体によっては独自の助成制度を設けている場合もあります。


介護保険を利用する場合は工事前の申請が必要です。制度の詳細は、お住まいの市区町村や担当ケアマネジャーへ確認しましょう。

まとめ

つまずき防止のリフォームは、段差をできるだけ少なくするだけでなく、照明や色使い、家具の配置などを工夫することで、さらに安全性を高められます。

「最近少し歩きづらくなったかな」「ヒヤッとしたことがあったな」と感じたら、それは住まいを見直すサインかもしれません。毎日安心して暮らせる住まいづくりのために、できることから少しずつ始めてみましょう。


※制度の対象条件や申請方法は自治体によって異なる場合があります。詳しくは、お住まいの市区町村や担当ケアマネジャーへご確認ください。




記事掲載日 2026.8.28

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